耶麻農高・飯塚さんが最優秀 東北ブロック家庭クラブ研究発表

 
手作りしたグッズを手に受賞を喜ぶ(前列左から)石井さん、飯塚さん、田村さん(後列左から)田沢さん、尾崎さん

 耶麻農高ライフコーディネイト科1年の飯塚妃菜(ひな)さん(16)は、第69回東北ブロック高校家庭クラブ連盟研究発表大会で最優秀賞を受賞した。注意欠陥多動性障害(ADHD)の弟の生活習慣が身に付き、足をけがした祖母が快適に過ごせるアイデアグッズを手作りしたことなどが評価された。

 同大会は10日、オンライン発表で開かれた。本県代表の飯塚さんは、日常生活などの課題解決に向けた取り組みを発表する同大会ホームプロジェクトの部に参加。「ダブルケアラーの母とともに~高校生の私にできること~」と題し、働きながら子育てと介護をする母実佳さん(45)の負担を減らしたいと思って取り組んだ内容を、家庭クラブの同級生4人と協力して発表した。

 飯塚さんは、ADHDである弟(10)の集中力が続かないことを改善するため、3枚のボードをつなげて予定や約束事が一目で分かるデスクパーテーションを製作。机の上に広げて壁をつくることで、自分の世界に入って集中できるように工夫した。両面磁石シートの、表が「宿題をする」「歯磨きをする」などの項目、裏が「終わり」と表示されるリストも作り、弟が何をすればいいかを分かるようにした。

 さらに、自宅で転んで右足を骨折した祖母経子さん(72)のため、母の浴衣をリメークして甚平を作った。痛みのある右足側には20センチのファスナーを付け、はきやすくしたという。つえを突いて歩く祖母のため和柄のリュックサックなども作った。

 飯塚さんは夏休み期間中、同級生の石井来空(らいあ)さん(16)、尾崎奈那さん(16)、田村羽夏(わか)さん(16)、田沢叶夢(かのん)さん(16)と一緒に製作した。受賞を聞いた飯塚さんは「夢じゃないかと思って涙が出た。家族が『おめでとう』と言ってくれた」と喜び「4人がいたから取れた」と仲間に感謝した。

 全国大会は来年7月に山形県で開かれる予定で、飯塚さんは「祖母の秋冬用の服も作ってみたい。全国大会に向け、さらに改良を重ねたい」と力を込めた。