故吉成さんの思い引き継ぐ 子ども食堂応援、レトルトカレー開発

 
一條代表に子ども食堂応援レトルトカレーを手渡す半田理事長(手前右)

 福島市のNPO法人チームふくしま(半田真仁理事長)は、同NPOの副理事長を務め、5月に逝去した吉成洋拍(ひろはく)さんの思いを引き継いだ「『子ども食堂応援』レトルトカレー」を完成させた。同NPOは、吉成さんらが代表を務めていた同市の「BLT子ども食堂」に千食分を贈り、生前の願いをかなえた。

 吉成さんは生前、多くの子ども食堂が抱える問題点として資金繰りや多彩なメニュー考案、栄養学の難しさを指摘。簡単で栄養があり、アレンジしやすい子ども食堂専用のレトルトカレー開発を考えていたという。

 同NPOは、吉成さんの思いを具現化するためクラウドファンディングで多くの支援を受け、開発を進めてきた。宮城県の就労移行支援・就労継続支援B型施設「くりえいと柴田」が協力し、ブナシメジや湯葉が入ったカレーに仕上げた。思いのこもったカレーは、吉成さんのニックネームの「ハグ」から「HUG Curry(ハグカレー)」と名付けられた。

 贈呈式は同子ども食堂を運営する同市泉のハンバーガーショップ「BLTカフェ」で行われ、半田理事長が同食堂代表を吉成さんから引き継いだ一條りかさんにハグカレーを手渡した。一條さんは「吉成さんが計画していたレトルトカレーを多くの人に届けられると思うとうれしい」と話した。

 同カレーは特設サイト(https://curry89.hp.peraichi.com/)から購入可能。問い合わせは同NPO(電話024・563・7472)へ。