「セキュア」マザーズ上場、東邦銀支援 AI活用セキュリティー

 
東証マザーズに上場し、セレモニーで鐘を鳴らすセキュアの谷口社長

 人工知能(AI)の画像認識を活用したセキュリティーサービスを手掛けるセキュア(東京都)は27日、東邦銀行の支援を受け、東京証券取引所の新興市場マザーズに上場した。谷口辰成社長(郡山市出身)がセレモニーで鐘を鳴らし、「上場はスタートライン。企業価値を高め、株主の期待に応えたい」と述べた。

 初日は買い気配のまま取引が成立せず、初値は持ち越しとなった。公募・売り出し価格は1株950円。

 セキュアは2002(平成14)年に設立した。オフィスや工場、商業施設向けに、AIの画像認識を駆使した顔認証による入退室管理や監視カメラなどのシステムを提供し、6000社以上の企業が導入している。21年12月期(1~12月)の連結業績予想も発表し、売上高33億8000万円、純利益1億2600万円とした。

 今後、東南アジアを中心に海外展開も目指す。

 東邦銀は地方創生の実現のために創設した「とうほう・ふるさと総活躍応援ファンド」を通じ、事業拡大に向けた資金をセキュアに出資。行員の派遣や販路開拓や売り上げ拡大、取引先の紹介などによって成長をサポートしてきた。

 同行は震災後、複数の企業に行員を出向し、株式上場を後押ししている。セキュアは同行の支援による上場企業の第1号となった。