男子・福島東稜、戦い抜いた 全国高校バスケ、県勢25年ぶり8強

 
試合後、あいさつする福島東稜の選手ら=東京体育館

 東京体育館で27日行われた第74回全国高校バスケットボール選手権大会(ウインターカップ)で、本県男子の福島東稜は準決勝進出を逃した。熱戦の末敗れはしたが、県勢25年ぶりの8強という快挙を歴史に刻んだ。

 試合終了のブザーが鳴り響くと、選手らは力なくコートにうなだれた。前回と前々回のウインターカップは2回戦で敗退、今年の全国高校総合体育大会(インターハイ)も2回戦、1点差で涙をのんだ。これまではことごとく2回戦の壁に阻まれてきたが、今大会は違っていた。

 「全員で戦う。まずは2回戦を突破しメインコートで試合がしたい」。主将の吉田柊一(3年)は大会前の取材で何度もこう口にしていた。苦しみながら初戦を突破すると、鬼門だった2回戦では3桁得点を奪って快勝。前橋育英(群馬)との3回戦もフランクリン(3年)の活躍などで終盤までもつれる接戦を制した。

 「個性豊かな楽しいチームだった。このチームでメインコートに立てたのは誇り」と吉田。3回戦後、小田島誠監督は「上を目指してきたバスケがようやく形になった」と語った。3年生にとって最後の大会。ボールを追い続けてきた選手たちが、最高のプレーを見せた。