「大雪」...帰省ラッシュ直撃 福島県内、交通機関の一部に乱れ

 
新幹線ホームに降りる帰省者ら=28日午前、JR福島駅

 年末年始を古里で過ごす人らの帰省ラッシュが28日、始まった。新型コロナウイルスの影響で2年ぶりに帰省した家族の姿があった一方、大雪が直撃し、帰省者らが利用する交通機関の一部が乱れるなどした。

 JR東日本によると、東北、山形新幹線下りの自由席乗車率は80%に達した列車もあった。目立った混雑はなかったが、乗車率は昨年より高くなっている。下りの指定席の予約は29、30の両日が多く、日中の時間帯はほぼ満席の列車もあるという。

 福島市のJR福島駅では雪が舞う中、帰省者らが寒さに耐えながら新幹線ホームを歩いていた。福島市出身で、神奈川県の幼稚園教諭の女性(42)は家族4人で帰省し、「昨年はコロナで帰省できなかった。子どもが祖父母に会うのを楽しみにしているので、実家でゆっくり過ごしたい」と話した。

 東北道で吹雪、一時通行止め

 大雪の影響を受け、JR各線は乱れた。福島駅構内で線路の向きを切り替える装置が切り替わらなかったため、東北新幹線福島―盛岡間などで一時、運転を見合わせた。只見線は会津若松―会津川口間で始発から一時、運転を見合わせた。

 高速道は吹雪による視界不良で、東北道福島西―白石インターチェンジ(IC)間や東北中央道福島大笹生―米沢北IC間などが一時、通行止めになった。

 県警によると、28日は午前8時30分までに、スリップなどが原因とみられる事故が約20件発生。8割近くは福島市内だった。

 30日から東北大荒れか

 28日の県内は冬型の気圧配置となり、福島市など各地で雪が降った。福島地方気象台によると、29日は高気圧に緩やかに覆われて晴れや曇りとなるが、気圧の谷や寒気の影響で、会津では雪の降る所がある見込み。

 また、気象庁は、30日から元日ごろにかけて冬型の気圧配置が再び強まり、北日本(北海道、東北)から西日本の日本海側を中心に天気が大荒れになるとして、警戒を呼び掛けている。

 上空に流れ込む強い寒気の影響で強い冬型の気圧配置となる。予想よりも強まれば暴風雪や大しけの恐れがある。帰省や遠出の時期と重なるため、警報など今後の気象情報に注意するよう求めている。