22年7月から「新選組展」 福島県立博物館、斎藤一の写真も紹介

 
斎藤一と家族の集合写真=個人蔵(県立博物館寄託)

 激動の幕末に京都で存在感を放った新選組をテーマにした「新選組展2022」が来年7月23日~9月19日に県立博物館(会津若松市)で開かれる。隊士の書簡や所持品、当時の情勢や隊士の行動を伝える絵画、古文書など約200点を展示する。

 福島民友新聞社、福島中央テレビ、県立博物館でつくる実行委員会の主催。

 新選組は1863(文久3)年に結成された浪士組を母体に、京都市中の治安維持を担い、尊王攘夷(じょうい)の実現を目指した政治集団。展示資料のうち、隊士の一人で会津ゆかりの斎藤一(藤田五郎)に関する資料は、同館としてまとめて展示するのが初となる。

 同展では、会津藩主松平容保(かたもり)や隊士に関する資料を通して会津藩と新選組との関係にも焦点を当てる。

 松平容保は京都守護職として1862(文久2)年暮れに藩士を連れて上京し、翌年3月には浪士組(後に新選組と改称)を預かり、両者は複雑化する京都政局の中で次第に関係性を深めていった。新選組は67年に幕臣となり、会津藩の指揮を離れるが、翌年勃発した戊辰戦争では激戦地の宇都宮、白河、会津など各地で共闘した。

 新選組随一の剣豪と名高い斎藤一は会津藩の女性である高木時尾と結婚し、明治維新後も会津藩との関わりを保ち続けた。

 同展では、明治期の斎藤の家族を撮影した写真や、斎藤が容保から授かった和歌、近藤勇から譲り受けたと伝わる根付などを展示する。

 同展は来年10月1日~11月27日に、新選組ゆかりの地である京都市・京都文化博物館でも開かれる。