激闘の余韻残して...さよなら2021 あづま球場に「金」のレガシー

 
2021年もあと1日。東京五輪野球・ソフトボール競技が行われたあづま球場には、競技開催の記念碑と銘板が設置され、夜空の下、静かに浮かび上がる。中央上部は飛行機の光跡=福島市(吉田義広撮影)

 2021年が終わろうとしている。ことしは、新型コロナウイルスの感染拡大による1年の延期を経て東京五輪が開かれた。聖火リレーは本県復興のシンボル、Jヴィレッジからスタート。バドミントン混合ダブルスで銅メダルに輝いた富岡高卒の渡辺勇大選手、東野有紗選手のペアなど、コロナ禍の制限された環境で熱戦を繰り広げる選手たちの姿が多くの人を熱狂させた。

 あづま球場(福島市)は野球・ソフトボール競技の会場となった。感染拡大で無観客開催となり、東日本大震災と東京電力福島第1原発事故からの復興へ歩む本県の姿を直接多くの人に見てもらう機会は失われたが、両競技とも金メダルに輝き、県民やファンに鮮烈な印象を残した。五輪のレガシー(遺産)をどう生かすかが今後の課題だ。2022年が「聖地 あづま球場」から広くスポーツの魅力を発信していく年になればと願う。