福島県でオミクロン株初確認 30代男性、市中感染の可能性なし

 

 県は1日、新型コロナウイルスの新変異株「オミクロン株」に感染した疑いがあるとしていた県内の30代男性について、オミクロン株感染と判明したと発表した。県内でオミクロン株が確認されたのは初めて。男性はオミクロン株感染者と同じ飛行機に乗っていた濃厚接触者で、県は市中感染の可能性はないとしている。

 県によると、男性に症状はなく、県内の医療機関に入院している。男性は昨年12月22日の帰国以降、県内の宿泊療養施設で健康観察中だったことから、濃厚接触者はいないという。

 県内で初めてオミクロン株が確認されたことについて、県アドバイザーの金光敬二福島医大教授は1日の県感染症対策本部員会議で「『オミクロン株は重症化しない』ということはない。感染性の高いウイルスを避けることはできず、自己防衛に励んでほしい」と訴えた。内堀雅雄知事も席上「医療提供体制の充実・強化と基本的な感染防止対策が一枚岩になることで、感染拡大の波を低く抑えることができる」と述べ、県民に一層の理解と協力を求めた。

 男性は昨年12月29日に陽性と判明。検査でデルタ株の可能性が高い「L452R」変異が検出されなかったことから、オミクロン株の可能性があるとして県衛生研究所でゲノム解析を進めていた。

■福島県内の新型コロナウイルス発生状況