目標や復興にまい進、新成人が誓い いわきで双葉町成人式

 
友人と記念撮影する石橋さん(前列左から2人目)ら=3日午後、いわき市

 東京電力福島第1原発事故に伴い全町避難が続く双葉町は3日、いわき市で成人式を行った。震災と原発事故当時、小学3年生だった新成人たちは、同級生との再会を喜びながら、それぞれの目標の実現や、町復興の一助となれるようまい進することを誓った。

 新成人54人のうち、20人が出席した。伊沢史朗町長が新成人の石橋涼香さん(20)、松木怜大さん(20)に成人証書を手渡し「魅力あるまちづくりのためにも、多くの知恵や創意工夫が重要で、若い人材が必要。復興に向けてさらに前進するため、まちづくりにも積極的に参加してほしい」と式辞を述べた。

 石橋さんは、将来町に帰り、接骨院や介護福祉関係の仕事に就いて人の役に立ちたいとの目標があるという。式後、「やっぱり双葉が恋しい。双葉が元の町に戻ることはないが、大好きだから帰りたい」と古里への変わらぬ思いを語った。

 成人式の実行委員長を務め、町役場への就職を目指す岩本幸矢さん(20)は「(以前の)町の面影を残しつつ、新しいまちづくりに携わりたい。そんな目標をかなえられるよう進みたい」と抱負を述べた。