福島県内交通死、2021年は最少49人 高齢者の割合は増加

 

 県内の昨年1年間の交通事故死者数は前年より8人少ない49人だった。現行の統計になった1948(昭和23)年以降最少で、50人を下回ったのは初めて。ただ、依然として高齢者の割合が高く、事故防止対策が重要となっている。県警が4日、発表した。

 県警交通企画課によると、49人のうち、歩行者が20人で、車の運転者と同乗者が計20人。65歳以上の高齢者は32人で約65%を占めた。高齢者の割合は前年より10ポイント近く増加。歩行者が17人と最も多く、前年より4人増えた。

 事故件数は2997件で、負傷者は3446人。前年より8~10%近く減少した。

 交通事故死者が減少した要因について、同課の担当者は「交通関係団体との連携や、パトカーなどを『見せる』取り締まり活動を行ったことが影響したのではないか」と分析する。一方、高齢者の割合が高いことから「横断歩行者対策や夜光反射材の着用強化などに取り組み、事故防止を図っていきたい」としている。

 県内の交通事故死者数は69年の398人をピークに、徐々に減少。2011年に100人を下回り、11年連続で2桁が続いている。