福島大、新任次期理事・副学長に佐野孝治氏

 

 福島大は5日、任期満了に伴う次期理事・副学長2人と副学長3人を発表した。研究・地域連携担当の理事・副学長に佐野孝治副学長(58)が就き、広報・入試・就職・グローバル化担当の副学長に田中明共生システム理工学類教授(52)、学術情報・大学間連携担当の副学長に新田洋司食農学類教授(58)が就く。任期は4月1日から2年。三浦浩喜学長が各学類からの推薦を参考に選んだ。総務担当の塩谷弘康理事・副学長(61)と教育・学生担当の谷雅泰副学長(59)は再任された。

 佐野氏は福井県越前市出身。慶大大学院経済学研究科を経て2006年に福島大経済経営学類教授。経済経営学類長などを歴任した。田中氏は長野県上田市出身。東北大大学院工学研究科を経て15年に福島大共生システム理工学類教授。副学長補佐を務めている。新田氏は郡山市出身。東北大大学院農学研究科を経て19年に食農学類教授。副学長補佐を務めている。

 新任の3人は5日に福島大で記者会見し「震災後に大学の研究成果は増えており、世界水準のものもある。研究担当としてきちんと発信していく」(佐野氏)「学生の就職支援の新たな仕組みを構築したい。コロナ禍の影響を受けている留学生の支援にも力を入れる」(田中氏)「他の大学との連携は加速度的に進めていく必要がある。教育の質を担保していきたい」(新田氏)とそれぞれ抱負を述べた。

 教授5人が退職へ

 福島大は5日、本年度で定年退職(65歳)する教授5人を発表した。退職するのは生島浩人間発達文化学類教授(65)、佐藤寿博経済経営学類教授(64)、神長裕明共生システム理工学類教授(65)、中山明共生システム理工学類教授(65)、五十嵐敦教育推進機構教授(64)。

 生島氏は東京都世田谷区出身。東北大大学院文学研究科を経て、各地の保護観察所などに勤務した後、2001年に福島大教育学部(現人間発達文化学類)教授。震災後に子どものメンタルヘルス支援事業を始めた。専門は非行・犯罪臨床学。

 佐藤氏は秋田県出身。東北大大学院経済学研究科を経て、1999年に福島大経済学部(現経済経営学類)教授。総合情報処理センター長や教育研究評議会評議員を歴任した。専門は経済学。

 神長氏は茨城県高萩市出身。東北大大学院工学研究科を経て、04年に福島大共生システム理工学類教授。数理・情報学系長などを歴任し、現在教育研究評議会評議員。専門はソフトウェア工学。

 中山氏は東京都渋谷区出身。筑波大大学院博士課程社会工学研究科を経て、00年に福島大行政社会学部(現行政政策学類)教授。04年に共生システム理工学類教授。数理・情報学系長などを歴任した。専門はオペレーションズ・リサーチ。

 五十嵐氏は喜多方市出身。福島大大学院教育学研究科を経て、県内県立高の教諭を務めた後、02年に福島大教育学部(現人間発達文化学類)教授。総合教育研究センター教授などを歴任した。専門は職業心理学。