「なりすまし詐欺」2年連続で被害額2億円超 21年の福島県内

 

 県内で昨年1年間に発生した「なりすまし詐欺」の被害額は、2億6696万円(前年比3901万円増)に上った。被害額は2年連続で2億円を超え、過去5年間で最高額となった。県警が6日、発表した。

 被害件数は118件(同17件減)だった。昨年に比べて被害件数は減少したが、被害額が増加しており、1件当たりの被害額が高額になっているという。身内や警察官を名乗って現金を詐取する「オレオレ詐欺」や、自宅を訪れてキャッシュカードをだまし取る「キャッシュカード詐欺盗」、自治体職員などを名乗り還付金があるとして現金を振り込ませる「還付金詐欺」が被害件数の7割強を占めた。

 地域別の被害件数をみると、郡山市が41件と最多で、福島市が25件、いわき市が17件と続いた。また中通りの市町での被害が86件と全体の7割を占めた。

 「なりすまし詐欺」関連の摘発件数は35件(前年比44件減)、20人(同8人増)。被害を未然に防いだ件数は109件(同23件増)、2274万円(同791万円減)だった。

 県警生活安全企画課は「65歳以上の高齢者の被害が8割を超えている。お金の話の電話が来たら、必ず振り込む前に家族や警察に相談してほしい」と注意を呼び掛けた。