只見駅前周辺に「拠点」整備へ 全線再開通見据え7月開所予定

 

 2011(平成23)年の新潟・福島豪雨で被災したJR只見線の不通区間(会津川口―只見間)が今秋にも復旧し、全線再開通するのを見据え、只見町は只見駅前周辺に総合案内や飲食物販などの機能を備えた拠点を整備する。7月の開所を予定しており、町は「観光や経済の起爆剤として、にぎわい創出につなげていきたい」と期待を込める。

 「只見駅前賑わい創出事業」と銘打ち、駅前を二つのエリアに分けて整備する。駅前通りの第1エリアにはユニットハウス(簡易の建物)やオープンテラスを設置し、只見線の魅力発信に加え、町の見どころや観光施設、伝統工芸などを紹介する。飲食も提供し加工品や農産物も販売する。

 只見駅を含む第2エリアでは、駅に隣接する駐車場を一部舗装して駐車場やイベントに活用しやすくするほか、駅構内に只見線の風景画や写真、ジオラマなどを展示する「(仮称)只見線ギャラリー」を整備する。

 只見線は会津若松駅と新潟県の小出駅を結ぶ135.2キロ。只見線周辺の絶景が人気だが、再開後の運営費の地元負担などが課題で、只見線の利用促進が求められている。

 渡部勇夫町長は「全線再開の明るいタイミングに合わせ、観光客らをもてなす拠点をつくる。町民の物販を支援する取り組みも進めたい」とした。