福島県内初競り、市場に活気 景気回復や取引活性化を祈る

 
(上)マグロなどが並び、威勢のいい掛け声が響いた初競り=いわき市中央卸売市場(中)県産イチゴなどを初競りに掛ける三保市長(中央)ら=二本松市公設地方卸売市場(下)初売りの儀を行う(右から)菊池社長、鈴木市長、筒井市議会議長=白河市公設地方卸売市場

 県内の各公設卸売り市場では5日、初競りが行われ、市場が再び活気づいた。関係者らは、手締めや鏡開きなどで景気回復や取引の活性化などを祈った。

 「常磐もの」を全国に

 【いわき市中央卸売市場・市公設地方卸売市場】同市鹿島町の両市場で初市式を行い、各部門の初競りが行われた。

 中央卸売市場では水産物と青果の初競りが行われ、内田広之市長が「感染対策を取りながら『常磐もの』のおいしさを全国に発信していきたい」とあいさつした。その後、関係者の手締めで初競りが始まった。

 水産部ではメバチマグロやヒラメなどの魚介類が並び、鐘の音が鳴ると、関係者の威勢のいい掛け声が響き、活発な取引が行われた。水産物卸売業いわき中水の須藤智明取締役営業本部長は「今年は市民の皆さんにたくさん魚を食べてもらい、消費量が増えれば良い」と期待した。市公設地方卸売市場では花卉(かき)の初競りが行われ、切り花約4万本が競り落とされた。

 市長も競り人務める

 【二本松市公設地方卸売市場】同市場で行われた初競りでは、開設者の三保恵一市長も競り人を務め、初荷となった県産イチゴのとちおとめ12パックと、愛媛県産のタイ約6キロを競りに掛けた。イチゴは1パック650円、タイは1キロ1100円のご祝儀相場で取引された。

 競りに先立ち、三保市長が「新年は新型コロナウイルス感染症が収束し、景気が回復することを願う。威勢よく元気に1年をスタートさせたい」と述べ、卸売業者・松印二本松青果の安田常寿社長が「新型コロナ禍の中でも安全・安心な水産物、青果を提供できるよう努力する」とあいさつした。

 さらなる発展を祈る

 【白河市公設地方卸売市場】同市場で初売りの儀が行われ、関係者が市場のさらなる発展を祈った。

 神事では鈴木和夫市長や筒井孝充市議会議長、市場を運営する丸水白河魚市場、白河青果の菊池俊一郎社長らが玉串をささげた。

 鈴木市長は「安全な食品をお届けする大切な仕事を続けてほしい」、菊池社長は「食の安全安心を守り、1年間頑張りたい」とそれぞれあいさつした。その後、鈴木市長らが鏡開きを行い、青果物の競りなどが始まり市場に活気が戻った。