開業時期遅れる見通し 桑折、福島蚕糸跡地の複合施設

 
複合施設配置案のイメージ図

 スーパーマーケット事業などを展開する「いちい」(福島市)と「社会福祉法人松葉(しょうよう)福祉会」(同)が、桑折町の福島蚕糸(さんし)跡地に整備を計画する複合施設について、スーパーとアウトドア施設は2023年秋、認定こども園は24年4月に開業する見通しとなった。跡地を所有する町によると、当初23年4月開業を目指していたが、設計の準備に時間がかかり、開業時期が遅れる見通しとなった。

 約2・2ヘクタールの敷地を大きく三つのエリアに分けた配置案も決まった。敷地南西エリアはスーパーで、地元農産物を中心とした直売コーナーや誰もが気軽に集えるパブリックスペースも備えるという。

 南東エリアは、豪華なキャンプ「グランピング」やオートキャンプを楽しむことができるアウトドア施設となる。マルシェや各種イベントの開催を予定する。

 北東エリアは幼保連携型の認定こども園となる。町内初の病児・病後児保育や一時預かり保育も行う予定。開園に伴い、醸芳保育所は閉園するが、醸芳幼稚園はこれまで通り町が運営する。

 2001(平成13)年に製糸工場が閉鎖となった跡地は約6ヘクタールあり、町が所有していた。このうち約4ヘクタールは、東日本大震災後に災害公営住宅や公園として活用した。残りの約2・2ヘクタールについては、町が住民交流の場としての機能を持つ商業施設整備を目指して、昨年6月に2事業者と協定を締結していた。