ハワイアンズ・小野さん引退公演「感謝の舞」 パティシエ目指す

 
メンバー全員での最後のステージとなった聖夜ショーで演技する小野さん(写真上)

 いわき市のスパリゾートハワイアンズファイヤーナイフダンスチーム「シバオラ」で、5年2カ月にわたって活躍したNaoペネッサ=本名・小野直康(なおみち)さん=(27)が昨年12月、ラストステージに臨みダンサーを引退した。メンバー7人全員がそろった最後の舞台では観衆を前に「頑張って来ることができたのは皆さんのおかげ。これからもシバオラを応援してほしい」と感謝を述べた。

 いわき市出身の小野さんは22歳の時、姉の誘いでハワイアンズを訪れ、ファイヤーナイフダンスの演技を初めて見た。「炎を操る姿がかっこいい」。自分のやりたいことを模索していた小野さんの目に、その姿はまぶしく見えた。ちょうど、ハワイアンズでは結成したプロのファイヤーナイフチームのメンバーを募集しており、挑戦を決めた。

 デビューまでの3カ月間は特訓の日々だった。「手の皮がむけるほど練習した」。毎日の筋力トレーニングも欠かさなかった。16年10月に迎えたデビュー公演は、緊張のあまりよく覚えていないという。「頭が真っ白になってしまった。今では思い出だ」と笑う。

 メンバー全員がそろうステージは年2回ほど。それだけに毎回特別な思いで臨んでおり、最後となった12月25日の聖夜ショーでも、ファイヤーナイフを手に息のあったフォーメーションダンスと炎の熱気で観客を圧倒した。ステージを終え、「一人ではここまでやってこられなかった。メンバーとお客さんに支えられた」と語った。

 今後は以前からあこがれていたパティシエの道を目指し、洋菓子店で修業に入る予定だ。「お菓子作りでも人に感動と喜びを感じてほしい」。今度はダンスではなく、お菓子の味で人々を楽しませたいという。手にする道具をナイフやミキサーに変え、新たな道に進む。