110番、正しく使って タレント・尾形杏奈さん、福島県警一日室長

 
「一日通信指令室長」を務め、通報の受理や指令を体験する尾形杏奈さん

 福島県警は7日、「110番の日(1月10日)」に合わせた広報活動を行った。福島市出身のタレント尾形杏奈さん(中央大3年)を「一日通信指令室長」に委嘱し、110番通報の正しい利用を呼び掛けた。

 児嶋洋平本部長から委嘱状を受けた尾形さんは県警本部の通信指令室で通報の受理と指令を体験した。尾形さんは「緊張したが落ち着いて丁寧に対応しようと心掛けた。地域をよく把握していないとできないプロの仕事だった」と話した。

 「110番」緊急性なし15% 県警「適正な利用を」

 県警が昨年1年間に受けた有効な110番通報のうち、苦情や要望など緊急性のない通報が約15%を占めたことが7日、県警のまとめで分かった。中には「自宅前の雪を片付けてほしい」「どこで新型コロナウイルスのPCR検査を受けられるか」などもあり、県警は適正な利用を呼び掛けている。

 県警総合運用指令課によると、昨年の110番通報の総受理件数は9万3743件(前年比80件減)で、4年連続で減少した。

 そのうち、いたずらや応答のないものなどを除く有効な110番件数は7万2789件(同1030件増)。この中で緊急性のない要望や相談などが1万865件(同792件減)あった。

 緊急性のない110番通報があると、事件や事故などの緊急事態に対応できなくなる恐れが出てくる。そのため、県警は「不適切な通報は控えてほしい」とし、緊急性のない相談や要望については専用窓口の「#9110」や各警察署へ連絡してほしいとしている。