11カ月ぶりの音色 福島県沖地震で被災、郡山文化センター再開

 
約11カ月ぶりに音色が響き渡った会場=8日、郡山市・けんしん郡山文化センター

 昨年2月の本県沖地震で被災し、復旧工事のため休館していた郡山市のけんしん郡山文化センターが8日、約11カ月ぶりに再オープンした。再開初日の公演には、市民ら約1000人が訪れ、館内に活気が戻った。

 市によると、地震の影響で舞台装置や空調設備などが損傷。休館期間中は新型コロナウイルス感染防止対策や衛生環境を向上させるため、新たに館内のトイレを全て洋式にしたほか、手洗いの蛇口を自動水栓に整備し再開にこぎ着けた。

 初日は、山形交響楽団によるニューイヤーコンサートが行われた。国内外で活躍する指揮者飯森範親さんやいわき市生まれのピアニスト牛田智大さんが出演し、大ホールに重厚な音色が響き渡った。

 2年ぶりに来館した郡山市の熊田和枝さんは「久しぶりの館内は、やはり雰囲気が心地いい。いろんな音楽や芸術に触れられる場所なので、今後のイベントも参加したい」と期待した。伊藤栄治館長(61)は「楽しんでもらえるよう感染対策を徹底しながら運営していく」と述べた。

 今後のイベントの日程などは、同センターのホームページ(https://bunka‐manabi.or.jp/kc‐center/)で。問い合わせは同センター(電話024・934・2288)へ。