オミクロン株のクラスター2件 福島県内初、感染者が会食に参加

 

 県は10日、県内の飲食店で行われた会食で、新型コロナウイルス感染症のクラスター(感染者集団)が2件発生したと発表した。既に新変異株「オミクロン株」の感染が確認された1人がいずれの会合にも参加しており、県は県内初のオミクロン株によるクラスターとみている。県内のクラスター確認は昨年10月16日以来、約3カ月ぶりで、累計は162件となった。

 県によると、両会合に参加した1人を含め、1件は6人、もう1件は9人の感染が8日までに確認された。いずれも9日までの県発表分に含まれ、その後の疫学調査で10日にクラスターと認定した。他の感染者についてもオミクロン株感染の可能性が高いとみて、県衛生研究所でのゲノム解析を進めている。

 県によると、会食はいずれも今月に行われ、1件には8人、もう1件には11人が参加していた。

 いずれも個室で実施されたが、会食中はマスクを外しており、計約6時間にわたって複数店で会食したケースもあったという。県は、残る参加者についても検査を進める。飲食店の従業員や他の利用客の感染は確認されていないという。

 県は「感染力が強いオミクロン株への置き換わりが進んでいる。市中感染がすぐ近くにある」と危機感を示し、県民に改めて基本的な感染防止対策の徹底を呼び掛けた。

■福島県内の新型コロナウイルス発生状況