冷たい祝福「水祝儀」...新婚男性「忍耐見せた」 いわき

 
水祝儀で冷水を浴びる新婚男性ら

 新婚男性に冷水を浴びせ家内安全や無病息災などを願う、いわき市平沼ノ内地区の奇祭「水祝儀」は10日、同地区の愛宕神社地蔵尊堂で行われた。

 江戸時代から約400年続く伝統行事。昨年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で神事のみが行われたため、水掛けは2年ぶりの実施となった。いずれも同市の岩下裕太朗さん(31)、大平悠貴さん(32)、遠藤克明さん(25)の3人が水を掛けられる「水祝儀者」を務めた。

 神社で神事が行われた後、「桶(おけ)取り」と呼ばれる地区青年会の未婚男性が、しめ縄で囲まれた土俵に立つ水祝儀者の足、腰、頭に冷水を浴びせた。"冷たい祝福"に身を震わせながらも、岩下さんは「伝統を次の世代に伝えていきたい」と語り、遠藤さんは「忍耐力があるところを(妻に)見せることができた」と振り返った。