双葉の復興願い「ダルマ神輿」 避難先いわきで最後の伝統行事

 
復興や商売繁盛などを願い、神輿を高く上げる団員たち

 双葉町の新春恒例行事「双葉ダルマ市」の最終日は9日、いわき市勿来町の復興公営住宅勿来酒井団地で開かれた。来場者は震災と原発事故からの復興や、1年の多幸を願いながら、伝統行事を楽しんだ。

 この日は、町の復興や商売繁盛などを願う消防団ダルマ神輿(みこし)が行われ、町消防団第2分団の団員が神輿を担ぎ、会場を威勢よく練り歩いた。広場では団員が神輿を担いで走り回り、派手に揺するなどしてダルマ市を盛り上げた。

 会場では、町民俗芸能発表会と第31回町芸能発表会も開かれ、新山芸能保存会の神楽や前沢女宝財踊り、せんだん太鼓、民謡などが披露された。

 町は早ければ6月の帰還開始を目標にしており、いわき市でのダルマ市は今回が最後となる見通し。来年の開催については、避難先でダルマ市を主催してきた町民有志の会「夢ふたば人」が町などと協議し、町内開催の検討を進める。