福島県内初、オミクロン株の市中感染 判明16人中の1人

 

 福島県は11日、県内で新型コロナウイルスの感染が確認された患者の検体をゲノム解析した結果、新たに16人が新変異株「オミクロン株」に感染していたと発表した。うち1人は県外滞在歴や陽性者との接触がなく、県内で初めての市中感染と断定した。内堀雅雄知事は11日の定例記者会見で、県内でも8割以上がオミクロン株に置き換わっているとみられるとし、「本県においても(感染流行の)第6波の入り口に立った」との認識を示した。

 16人のうち3人の感染経路が不明で、市中感染と断定した1人を除く2人は経路の特定には至っていないが県外在住者との接触があった。残る13人のうち8人は県外で感染したとみられ、5人は既にオミクロン株感染が判明している陽性者の濃厚接触者だった。

 これまでに県内でオミクロン株に感染したと確定した人は計26人。このうち20人は2回のワクチン接種を済ませていた。6人は未接種だった。

 また、ゲノム解析前に実施しているデルタ株の主要変異「L452R」変異のPCR検査では、3~9日の県内の新規陽性者82人のうち、82.9%に当たる68人が陰性で、オミクロン株感染の可能性が高いとみられる。2週前(昨年12月20~26日)は0%、1週前(同27日~1月2日)は8.3%にとどまっており、県内でも全国と同様にオミクロン株が急拡大している状況にある。内堀知事は「疑いという前提ではあるが、オミクロン株への置き換わりが8割を超えている」と指摘、県民に改めて感染対策の徹底を求めた。

 ■福島県内の新型コロナウイルス発生状況