参院選福島選挙区、自民が一本化へ調整 遠藤選対委員長が方針

 

 自民党の遠藤利明選対委員長は11日、今夏の参院選福島選挙区(改選数1)での「保守一本化」に向け調整を進める考えを示した。党公認で立候補予定の新人星北斗氏(57)=県医師会副会長=への一本化に向け、2016年の参院選に党公認で立候補し、今参院選に出馬意思を示している元職岩城光英氏(72)に対し「自民党としての一本化にご協力いただきたいと、われわれからも必要があればお願いしたい」と述べ、県連と連携し対応に当たる方針を示した。

 福島市で開いた党本部と県連との選対会議の後、報道陣の取材に答えた。自民は7日に星氏の公認を決定。岩城氏は自民を離党した上で無所属で立候補する考えを示しており、県連内では岩城氏の出馬による自民支持層の分裂を懸念する声も上がっている。

 遠藤氏は岩城氏について「できれば保守一本化にご協力いただければありがたい」とし、「これまで大変素晴らしい活動をされている。そういう意味で、何とかご理解をいただけるのではないかと期待している」と述べた。星氏への公認決定を受け、県連は岩城氏との協議を加速させる考えで、西山尚利幹事長は「礼を尽くし、話し合いをしていく」と語った。

 また、遠藤氏は、自民と無所属の議員でつくる参院会派「自民党・国民の声」で活動し、無所属での出馬意思を固めている現職増子輝彦氏(74)=3期=について問われ「自民党としては星氏を公認候補として決定した。国会の増子氏の活動は活動として、党としては星氏(の当選)に全力を挙げて頑張っていきたい」と述べた。会議は冒頭を除き非公開で行われた。

 東北の1人区「連携で勝つ」

 遠藤氏は会議冒頭、全国で32ある改選1人区での勝利が「最大の課題」とした上で「特に東北地区でしっかり連携を取り、1人区で勝ち抜いていく取り組みをしていきたい」と強調した。また、行動制限や集会の人数制限が強いられる新型コロナウイルス禍での選挙戦は「新人にとっては大変厳しい選挙になる」と分析、SNS(会員制交流サイト)の活用などを含め戦略を練る必要があるとした。