浜通り新春インタビュー《1》 いわき市長/内田 広之氏

 
「いわきを『人づくり日本一』のまちにする」と抱負を語る内田市長

 2022年が幕を開けた。東日本大震災と東京電力福島第1原発事故から11年目を迎えたが、復興の歩み加速化や新型コロナウイルス感染症対策、経済再生など浜通りの課題は多い。南相馬市長選が行われる同市長を除く市長、商工会議所会頭に展望や課題を聞いた。

「人づくり日本一」のいわきを目指す

 ―市政の抱負を。

 「昨年9月に就任し初の予算編成となる。新年度に向けて市政の考えを具体化する。防災、教育、雇用、医療など全ての分野の基本となるのが人づくりだと考えている。経験と人脈を注ぎ込み、いわき市を『人づくり日本一』のまちにする」

 ―市政の課題と対応は。

 「新型コロナ対策のほか、人口減少や少子高齢化、若者の流出に歯止めがかからない。公共施設も老朽化が進む。持続可能な行財政運営のため、下山田松人副市長をトップとする構造改革推進本部を設置し、『行政改革・人事改革・財政改革』の3項目をテーマに、2024年度までの3カ年を集中改革期間と定めて結果を出したい」

 ―中長期的な課題と具体的な対応は。

 「人づくり日本一と学力日本一に向け、学力の結果分析や指導体制を学校ごとに行う学力向上チームを新年度に設置する。新型コロナ対策の強化へ部長職である感染症対策監を新設し、アフターコロナの交流人口拡大へ観光文化スポーツ部も4月に設置する。これまで以上に防災、減災にも力を入れ、自主防災組織の充実強化に努める。農業振興へ福島大食農学類との連携についても協議している」

 ―いわきFCとの連携は。

 「Jリーグ入りを果たしたいわきFCを支えるためいわきグリーンフィールドを改修する方向で検討を進めており、各団体などと具体的な内容を協議している。これまで以上に連携していわきを盛り上げていきたい」