統合5高の校名案...伊達、二本松実、白河実、会津農林、南会津

 

 県教委は13日、県立高校改革の一環で統合され、2023年度に開校する5校の校名案を公表した。梁川と保原は「伊達」、二本松工と安達東は「二本松実業」、白河実と塙工は「白河実業」、耶麻農と会津農林は「会津農林」、田島と南会津は「南会津」とした。2月定例県議会に提出する県立高条例改正案が可決されれば、正式決定する。

 県教委が13日の県議会政調会で示した。統合対象校の教職員やPTA、同窓会などでつくる校名検討委員会から示された複数の案の中から、県教委が決めた。

 伊達は伊達市唯一の高校として現在の保原に開校。市誕生後に生まれた子どもたちの学校として、地域に愛着を持った生徒を育成したいとの思いを込めた。

 二本松実は現在の二本松工に開校。所在地である二本松市と職業教育を行う専門校を表す「実業」を合わせ、地域産業の発展に貢献する人材育成を目指す。

 白河実は現在の白河実に開校。工業、商業の職業教育を行う学校の「実業」と所在地を表す「白河」を合わせた校名で、学科横断的な学びを実践する。

 会津農林は会津地区唯一の農業教育の基幹校として現在の会津農林(会津坂下町)に開校する。時代を切り開く農業従事者を育成したいとの思いを込めた。

 南会津は南会津町唯一の高校となり、現在の田島に開校する。新たな高校として生まれ変わり、歴史を切り開き、発展してほしいという願いを込めた。

 白河実、会津農林、南会津は現在の校名を受け継ぐ形となるが、県教委は「検討委が示した案に含まれており、新たな学校にふさわしい校名として決めた」としている。5校は統合から2年間、統合前の二つの校舎を使用する「校舎方式」を採用する。

 県教委は少子化による生徒数の減少を受け、県立高校改革の前期実施計画(19~23年度)で、各校の特色化を図りながら25校を13校に統合・再編する。21年度は「喜多方」「小名浜海星」の2校が開校し、22年度は「須賀川創英館」「会津西陵」「いわき湯本」「相馬総合」「ふくしま新世」の5校が開校する予定。

 23年度は白河実農業科を集約する形で再編される修明を加えた計6校が開校し、前期の統合・再編が終了する。後期実施計画(24~28年度)については2月定例会前までに策定し、公表する予定。

 伊達は進路コース制 統合5高、地域貢献へ特色

 県教委の県立高校改革で2023年度に開校する統合5校の校名案が決まった。県教委は、生徒の進路に応じたコース制の導入など学校の特色化を図る方針だ。

 梁川と保原の「伊達」は普通科6学級で、2年次からは進学キャリア、ビジネスキャリア、地域キャリアのいずれかを選ぶコース制を取り入れ、地域の未来を創造する人材を育成する。

 二本松工と安達東の「二本松実業」は工業科3学級と家庭科1学級を置き、ユニバーサルデザインを取り入れたものづくりや課題研究を通して地域産業の中核を担う人材の育成を目指す。

 白河実と塙工の「白河実業」は新設の建築科を含めた工業科5学級、商業科1学級を設ける。国連の持続可能な開発目標(SDGs)と、ものづくりをテーマにした課題解決学習を行う。

 耶麻農と会津農林の「会津農林」は農業科4学級を設け、学科間で連携した共同プロジェクトの実施や地元企業との商品開発を通し農業拠点校として専門的知識、技能の習得を目指す。

 田島と南会津の「南会津」は総合学科3学級で、多様な学びのニーズに応え、地域に貢献できる人材を育成する。障害のある人とない人が共に学ぶ「インクルーシブ教育」も実践する。

 このほか、再編整備校として23年度に新たにスタートする修明は、これまでの商業科、文理科の各1学級のほか、2学級あった農業科に新たに農業資源活用科(仮称)を新設し、計5学級とする。