浜通り新春インタビュー《2》 相馬市長/立谷 秀清氏

 
迅速、安全なワクチン接種の実施、地域経済の再活性化に意欲を示す立谷市長

 交流人口を拡大、『人が来る相馬』目指す

 ―昨年1年を振り返って。

 「新型コロナウイルスとの戦いの1年だった。2回目までのワクチン接種は円滑に進んだと感じているが、市民、医師会、市職員が一丸となって取り組んだ成果だ。特に医療関係者は、この年末年始も発熱外来の運営に携わっていただいた。そのことに感謝したい。一方、地域経済は感染症の影響が長引いている。経済の活性化は感染防止対策と並行して進める必要があり、難しい問題だが、喫緊の課題だと認識している」

 ―今年の重点施策は。

 「迅速かつ安全な接種の実施、地域活性化に加え、高齢者の社会活躍機会の創出、医療・福祉・子育て支援の充実に取り組む」

 ―3回目接種が始まった。

 「これまで2回のワクチン接種で使用した米ファイザー製に加え、米モデルナ製も供給される。私は厚生労働省によるモデルナ製の安全性と効果についての見解を踏まえ、モデルナ製で3回目接種を受けた。市のホームページでは専門家の意見を掲載している。こうした情報をもとにワクチンの種類について自ら判断していただきたい。いずれにせよ、3回目接種を迅速に進め、第6波、オミクロン株に備えることが重要だ」

 ―高速道路網など復興整備の効果をどう生かすか。

 「今後はさらなる交流人口の拡大、『人が来る相馬』を目指す。道の駅そうまを再活性化させる。浜の駅松川浦、道の駅、磯部直売所と市内商業を連携させたネットワーク化に取り組まなければならない」

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 2022年が幕を開けた。東日本大震災と東京電力福島第1原発事故から11年目を迎えたが、復興の歩み加速化や新型コロナウイルス感染症対策、経済再生など浜通りの課題は多い。南相馬市長選が行われる同市長を除く市長、商工会議所会頭に展望や課題を聞いた。