地域一体で子ども支援 楢葉町、連携組織「協働センター」新設へ

 

 楢葉町は4月、学習環境と子育て支援の充実に向け、教育機関と地域の連携組織「地域学校協働センター」を新設する。町が東日本大震災後の重点施策に掲げる「日本一の教育環境」の実現に向け、教育現場に地域住民が参画する仕組みを構築し、地域ぐるみで子どもの成長を支える。

 町が14日、町議会全員協議会で示した。楢葉北、楢葉南両小が統合し4月に開校する楢葉小の空き教室を住民が出入りできる地域フロアとして活用。月~木曜日の放課後に住民らを講師に招き、書道や太鼓などの体験活動会を開く。避難先の小学校に通う児童も参加対象で、町教育総務課は「楢葉町に足を運ぶことで帰還を考えるきっかけになれば」としている。

 夏休みなどの長期休暇中は、町内の事業所での職場体験活動や、キャンプや登山など町内の豊かな自然に触れるプログラムを展開する。学校運営協議会も設立し、保護者や住民の声を小中学校やこども園の運営に反映させる。

 教員免許を持つセンター職員を中心に防災や放射線教育にも力を入れる。

 全員協議会で高木さつき教育総務課長は「住民の教育への参画により地域のつながりを形成し、コミュニティーの復興にもつなげたい」と述べた。