福島県、レベル2に引き上げ 大人数の飲食、県またぐ移動自粛を

 

 内堀雅雄知事は14日、新型コロナウイルスの新変異株「オミクロン株」の市中感染などに伴う感染者急増を受け、県内の感染状況をレベル1(維持すべきレベル)からレベル2(警戒を強化すべきレベル)に引き上げた。これに伴い県民に大人数・長時間の飲食や県をまたぐ不要不急の移動を控え、混雑した場所や感染リスクが高い場所への外出を避けるよう求めた。

 県庁で開いた県感染症対策本部員会議で示した。県内では今週、オミクロン株の市中感染やクラスター(感染者集団)の発生で感染者が急増し、13日現在の病床使用率は22.3%とレベル2の水準である20%台に達している。直近1週間(7~13日)の新規陽性者数は258人で、人口10万人当たりでは14.07人とレベル2の水準(15人以上)に迫っている。

 内堀知事は県内の感染状況について「悪化の一途をたどっている」とし、感染流行の「第6波に入った」との認識を示した。レベル引き上げは、隣県で1日に100人を超える感染者が確認されるなど状況を総合的に判断した。県民に移動の自粛とともに、事業者に対して時差出勤や、在宅勤務などのテレワークの活用で通勤や勤務中の接触機会の削減を求めた。

 内堀知事は「感染拡大が加速し、県内の医療提供体制が逼迫(ひっぱく)するような場合には県独自の対策やまん延防止等重点措置の要請など、強い行動制限への移行を検討しなければならない」と述べた。

 県アドバイザーの金光敬二福島医大教授は「状況はもっと悪くなると考えている。これまで20代、30代が過半数だったが、家庭や会社で世代を超えて広がり感染リスクが増えてくる。オミクロン株は症状が軽く感染性が強いためクラスターが形成されやすい」と指摘した。

 ■福島県内の新型コロナウイルス発生状況