新生5校 新たな船出...福島県立高統合、さらなる発展願い開校式

 

 統合に伴って誕生した県内5高校開校式が11日、各地で行われた。各校では統合前の伝統を引き継ぎつつ、さらなる発展を願い、新たな一歩を踏み出した。

 須賀川創英館、高和合亮一さん作詞の校歌披露

 須賀川高と長沼高が統合した須賀川創英館高は、須賀川市の同校で開校式を行った。参加した2、3年生約420人がそれぞれの学校の伝統を胸に、新たな一歩を踏み出した。

 式では、須賀川市の花・ボタンと旧長沼町の花・ヤマユリを組み合わせたデザインの校章と、福島市在住の詩人和合亮一さんが作詞した校歌が披露された。森下陽一郎校長が校旗を受けた後、内堀雅雄知事が激励した。須賀川高で生徒会長だった舘脇さくらさん(3年)は「今までの両校の先輩にも誇れるような学校をつくりたい」と目を輝かせた。

220412news401-1-1.jpg校旗を受けた森下校長(左)=須賀川創英館高

 いわき湯本高「融合」表現、校章の由来紹介

 湯本高と遠野高が統合して誕生したいわき湯本高は、いわき市の同校本校舎で開校式を行った。

 本校舎、遠野校舎の2、3年生計522人や教職員らが出席。大沼博文県教育長が式辞を述べた。本校舎生徒会長の鈴木光琉(ひかる)さん(3年)が、湯本高と遠野高の融合を表現した校章の由来を紹介。遠野校舎生徒会長の遠藤愛果(まなか)さん(同)は「希望あふれる歌詞になっている」と校歌を紹介した。その後、大沼教育長から箱崎兼一校長に新しい校旗が授与され、生徒に披露された。

220412news401-1-3.jpg新しい校旗を披露する箱崎校長(左)=いわき湯本高

 会津西陵高、新校歌は現代風「すてきな曲調」

 大沼高と坂下高が統合して誕生した会津西陵高の開校式は、会津美里町の同校で行われた。出席者が両校の伝統を引き継ぎ、新たな歴史を紡いでいくことを誓った。

 大沼博文県教育長が式辞を述べ、阿部学校長に新しい校旗を授与した。校章の紹介や校歌も披露された。

 式に出席した本田涼七(すずな)さん(3年)は「新しい校歌は現代風で、すてきな曲調だと感じた。両校の良さを生かしてにぎやかな学校にしていきたい」と期待を込めた。

220412news401-1-2.jpgお披露目された新しい校旗=会津西陵高

 相馬総合高、地域社会で成長...校歌に込め

 相馬東高と新地高が統合して誕生した相馬総合高は、相馬市の本校舎で開校式を行い、出席者が両校の伝統を引き継いだ統合高の発展を願った。

 式典には本校舎と新地校舎の2、3年生計約390人が出席。地域社会の中で成長する生徒の姿をイメージした校歌が披露され、新たな校章をあしらった校旗が高野敦史校長に授与された。本校舎の3年千田梨里花さん(17)は「実感が湧かなかったが、式をして新たな学校になったと感じることができた」と話した。

 入学式も行われ、新たにデザインされた制服に身を包んだ新入生163人が新生活をスタートさせた。

220412news401-1-5.jpg新たな制服に身を包み入学式に臨む新入生=相馬総合高

 ふくしま新世高、県北唯一の定時制普通科

 福島中央高と保原高(定時制)の統合校ふくしま新世高の開校式は、福島市の同校(旧福島中央高)で行われ、県北地区で唯一となる定時制の普通科高校がスタートを切った。

 味原正美校長に校旗が手渡された。校旗は校舎のある福島市渡利地区で多く見られるツバキがモチーフ。詩人の谷川俊太郎さんが作詞し、長男賢作さんが作曲を手掛けた校歌「この今」もお披露目された。

 生徒会長の寺島沙紀さん(4年)は「ふくしま新世にとって最初の卒業生になる。伝統をしっかりと引き継いでいきたい」と誓った。

220412news401-1-4.jpg開校式に臨む生徒ら=ふくしま新世高