化学反応熱源...「水素の湯」体感 浪江・宿泊施設で実用化実証

 
オープンした「水素の湯」を利用した町民たち=浪江町・福島いこいの村なみえ

 浪江町は10日、同町高瀬の宿泊施設「福島いこいの村なみえ」の大浴場で、水素による化学反応を熱源にした「水素の湯」を始めた。次世代エネルギーとして期待される水素の実用化に向け、さまざまな実証が展開されている町内で、町民に水素の利活用を実際に体感してもらおうと企画した。

 水素が酸素と化合して水となる際に電気と熱を放出するため、今回はその熱を利用してお湯を沸かしている。浴場の入り口には「水素の湯」と書かれたのれんが掲げられた。

 利用した町民の佐藤秀三さんは「水素と聞くと東京電力福島第1原発の水素爆発を思い出し、悪いイメージがあった。温かいお湯で癒やされた」と話した。