「くろがね小屋」建て替え完了ずれ込み 周辺の重要種植物保護

 
くろがね小屋(県観光物産交流協会提供)

 老朽化に伴って建て替えられる安達太良山の温泉付き山小屋「くろがね小屋」(二本松市)の工事完了時期が、当初想定の2023年度から25年度にずれ込むことが13日、所有する県への取材で分かった。

 県によると、21年に環境調査を行った結果、植物の重要種を工事予定地で確認。植物に影響がないよう設計を見直すため、スケジュールが先延ばしになったという。本年度は商業電源敷設工事や登山道の補修を予定。建物の解体は23年度から始まる。新たな山小屋も木造とし、周辺景観を損なわないよう、シンプルな造りにする方針。

 くろがね小屋は沼ノ平火口から東に約1.4キロの山麓にある。県開発公社が1964(昭和39)年3月に建設し、69年に県に譲渡した。木造2階建てで、延べ床面積361.85平方メートル。客室9室、定員は50人。年間5000人以上が宿泊している。