海老原氏「企業や会津大と連携し前へ」 アイクトコンソーシアム

 
えびはら・じょういち 東京都出身。東大教育学部卒。1999年にアクセンチュアに入社した。東日本大震災以降、同社の復興支援プロジェクトの責任者を務めている。今年4月にアクセンチュア・イノベーションセンター福島・センター共同統括に就いた。

 会津若松市のスマートシティ化に取り組む78の企業と団体でつくる「スーパーシティAiCT(アイクト)コンソーシアム」の代表理事に就いた海老原城一氏(45)は13日、福島民友新聞社などの取材に応じた。3月に死去した中村彰二朗氏の後を継ぎ、7日付で就任した海老原氏は「地元企業や会津大と連携して取り組みを前に進めたい」と抱負を語った。

 ―情報通信技術(ICT)を生かして便利な暮らしを実現する「スマートシティ会津若松」の取り組みが11年になる。現状の評価は。
 「2019年に(ICTオフィスの)アイクトが開所し、多くの企業が集まっている。『新しいことをやるなら会津』と県外からも注目されており、相当に前進したといえる。一方、市民に新しいサービスを提供できているわけではない」

 ―国がさまざまな分野の規制を一斉に緩和する「スーパーシティ」に指定されなかった影響は。
 「規制緩和がなくなったために、できると思っていたことができなくなったという企業はない。われわれのゴールは雇用創出と地域活性化だ。市、地域が歩みを止めなければ、企業も変わらずに投資していく」

 ―今後のスマートシティ化をどのように進めるか。
 「会津若松市の取り組みには中村さんの力が非常に大きく、私一人で代わりが務まるとは思っていない。地元企業や会津大との連携を強化し、それぞれの良さを生かして取り組みを前に進めたい」