産業スパイに要注意 福島県警が動画で啓発

 
技術情報の流出防止などを啓発する動画の一場面。現金を受け取ったり、甘い言葉に乗せられたりして最終的に重要な会社の情報を提供せざるを得なくなった(県警提供)

 「福島の技術を守れ!」。県警外事課は13日、本県の技術情報流出防止を訴える動画「福島にもある産業スパイの手口~日本の技術を外国に渡すな!!技術者編」を制作し、動画投稿サイト「ユーチューブ」の県警公式チャンネルで公開した。

 本県には福島・国際研究産業都市(イノベーション・コースト)構想をはじめ、多くの先端技術を持つ企業があり、技術情報の流出防止も重要な課題の一つ。動画を通じて啓発を図ろうと初めて制作した。

 動画は約11分。産業スパイが偶然を装って対象者に接近、徐々に関係を深めながら金品交付や脅迫などの手段を使い、会社の技術情報などの提供を受ける一部始終について、実例を基に再現した。動画は職員が3カ月かけて完成させた。南相馬市の「劇団キャンディ」代表の「ゆり姉」さんが声で出演している。同課は「企業の研修などでも動画を活用してほしい」とPR。現在は新作を2本制作中という。