災害時に空路輸送で協力 福島県内初、いわき市と2社協定

 
協定書にサインした(左から)手塚社長、内田市長、古田社長

 いわき市は14日、旅行手配・航空運送代理事業のAirX(エアーエックス、東京都)、ヘリコプター運航会社のジャパンフライトサービス(会津若松市)の2社とヘリを活用した災害時の緊急輸送に関する協定を結んだ。災害発生時に空路で医師や緊急の患者、孤立集落への物資輸送を行う。市と両社によると、同様の協定締結は県内初。

 協定には、上空からの被災状況視察や情報収集活動も盛り込んだ。また薬や血清など緊急性の高い物資の搬送も行う予定だ。災害時は、ジャパンフライトサービスの会津若松市や茨城県つくば市の拠点からヘリが駆け付ける。活用できる機体がない場合はエアーエックスが提携する全国の航空会社のヘリが協力する。

 エアーエックスは広島県などと同様の協定を締結しており、ジャパンフライトサービスはヘリによる医療支援を手掛けてきた。両社はヘリ活用事業で業務提携を結んでおり、今後も都市部を中心に県内各自治体と同様の協定を結ぶ考えだ。

 締結式は市役所で行われ、内田広之市長、エアーエックスの手塚究社長、ジャパンフライトサービスの古田和人社長が協定書を交わした。内田市長は「頻発する災害への備えとして、空路の活用は重要」と話した。