震災1カ月後「4.11余震」仕組みとは いわきで企画展、標本も

 
館内に展示している井戸沢断層の標本

 いわき震災伝承みらい館はいわき市の同館で、東日本大震災から1カ月後の2011(平成23)年4月11日に起きた震度6弱の余震(浜通り地震)をテーマにした企画展を開いている。5月8日まで。

 展示室の一角に浜通り地震と井戸沢断層の概要、地震が起きた仕組みなどを紹介するパネルを設置。田人地域振興協議会などが断層の断面をはぎ取り作製した高さ3メートル、幅2メートルの標本も展示している。

 初日の10日は、地震によって現れた同市田人町の井戸沢断層について解説する特別講演を行った。

 特別講演では、同協議会の下山田誠さんが浜通り地震と井戸沢断層の特徴を紹介。プレート運動により地面が東西に引っ張られて生じた「正断層」で、断層西側の地面が沈み込んだことなどを解説した。このほか、総合学習で田人地区の防災について学んだ田人中の2年生6人が、学習の成果を発表した。

 浜通り地震では、同市田人町で土砂崩れが発生し、4人が亡くなった。井戸沢断層は地表14キロにわたり現れ、最大約2メートルの段差が生じた。