橋点検時に測定遠隔監視 3社共同システム開発、異常検出で通知

 
3社が共同で開発した新システム「エキアツミエルカ」

 建設業の寿建設(福島市)とオーエスティー(郡山市)、製造業のムネカタインダストリアルマシナリー(福島市)は15日、水圧や油圧の測定値を遠隔で確認できる新システム「エキアツミエルカ」を共同開発した。

 このシステムが使われるのは橋桁と橋脚・橋台をつなぐ部材「支承(ししょう)」の点検・補修時。支承は経年劣化や加重による変形などで定期的な点検や交換が必要で、ジャッキで橋桁を持ち上げて点検・補修しているが、その際のジャッキ圧などのデータを人の手で測定する必要があった。

 エキアツミエルカはジャッキに取り付けられ、複数のデータ管理なども可能なため、現地で測定する必要がない上、異常を検出すると通知が届き、安全性が高まるとしている。

 トンネルや橋の補修工事で実績を持つ寿建設がムネカタのシステム技術に着目して開発を依頼。橋の補修で専門知識を持つオーエスティーも全面協力した。

 橋は5年に1回の点検が義務化され、点検・診断や補修が行われている。開発を担当したムネカタの桑田拓弥セクションリーダーは「支承は地震などでも損傷していると聞いている。支承の点検や取り替えの重要性が高まっている」と話した。

 システムのレンタルが可能で、問い合わせはムネカタ(電話024・547・2629)へ。