AI活用、ペッパー授業 学びの場支援、郡山市と企業が連携

 
(上)ペッパーと記念撮影をする子どもたち(下)活動に向けた協力関係のイメージ

 郡山市とソフトバンク、子どもの支援事業などに取り組む一般社団法人プラットふくしまは本年度、市内の小中学校や高校で人工知能(AI)や人型ロボット「Pepper(ペッパー)」を活用した教育連携活動に乗り出した。

 小中学校にペッパーを貸し出してプログラミング教育を展開するほか、ペッパーを講師にして地域の防災やSDGs(持続可能な開発目標)を考える授業も検討している。高校ではAIを活用できる人材を育成するための授業を支援する。

 デジタル技術について子どもたちの学びの場を地元企業で支える狙いがある。同法人が展開する有料の福利厚生サービス事業を企業に利用してもらい、収益を教育費に充てる仕組み。同法人や同社によると、同様の取り組みは全国初という。

 サービス事業を利用する社員やその家族は、活動に賛同した企業の割引を受けることができる。賛同企業は15日現在で幸楽苑ホールディングス(HD)や柏屋など8社。プラットふくしまなどは、市内で活動のモデルを確立した上で、県内外に広めたい考えだ。

 同法人の西條勝昭理事長は15日、同市の金透小で記者会見し「大人や社会が子どもたちを支援することで地元への愛着を育みたい」と意義を語った。品川萬里市長、本名善兵衛柏屋会長、渡辺秀夫幸楽苑HD常務、池田昌人ソフトバンクCSR本部長らが同席した。

 会見後は児童と一緒にペッパーの入校式を行った。6年の阿部大晃君(11)は「最先端の技術に触れられるのはうれしい。プログラミングが好きなので、ロボットを通して勉強したい」と声を弾ませた。同校は大型連休後からペッパーを使った授業を始める予定だ。