ひろの未来館が開館 幼稚園を改修、資料展示室や交流ホール整備

 
広野町の新たな文化交流拠点の完成を祝い施設内を見学する関係者

 福島県広野町の文化交流施設「ひろの未来館」の開館記念式典が16日、同町下浅見川字築地73の1の同館で行われた。子ども園の開園で役目を終えた1976年建設の旧広野幼稚園を改修し、町ゆかりの資料展示室や住民交流のためのホールなどを整備した。関係者は新たな文化交流の拠点の完成に地域のさらなる復興を願っていた。

 遠藤智町長が「私たちの先祖が残した貴重な文化遺産や歴史、風土に触れてもらい、未来創造への探究活動が創出されることを期待したい」とあいさつした。ひろの未来館には、町と学術協定を結んでいる東京大と早稲田大の研究拠点も設けており、東大アイソトープ総合センター長の高橋嘉夫氏と、早大ふくしま広野未来創造リサーチセンター長の松岡俊二氏が記念講演した。

 続く施設の内覧では、関係者が童謡「とんぼのめがね」で知られる作詞家、額賀誠志や明治期に作家や洋画家として活躍した富沢有為男ら町ゆかりの文化人に関する資料に加え、恐竜の化石などの埋蔵文化財の展示コーナーを見て回った。17日に町民向けの見学会を開き、19日に本格オープンする。

 東大が「サテライト」早大はセンター継続

 東大アイソトープ総合センターは、施設内に「広野サテライト」を設置して研究員を常駐させる。早大は、広野町の別の場所で活動していたふくしま広野未来創造リサーチセンターを移転して研究活動を継続する。