いわき市、新型コロナ集中対策を5月15日まで延長 大型連休見据え

 

 県の新型コロナウイルス感染症の「感染拡大防止重点対策」再延長に伴い、いわき市は市独自で行う集中対策期間を5月15日まで延長する。15日に開いた市対策本部会議で決定した。大型連休期間に家族での旅行やレジャーの機会増加が予想されることから、「家族で感染を防ぐ」をテーマに、対策徹底を訴える。

 市によると、市内の感染状況は20代以下の割合が全体の約5割で、親世代の30~40代を含めると9割に上る。内田広之市長は報道陣の取材に応じ、「子どもと親の感染を防ぐことが重要」と強調。旅行などの移動先や行事参加の際の感染防止対策徹底、4人以内の会食など感染リスク低減を呼びかけた。

 期間中は、現在行っている一部公共施設の夜間の利用制限を継続。市役所の非常時業務体制も継続する。

 市によると、市内の1日の感染者数は13日に過去最多の154人を確認。直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は同日現在253.25人で、感染者が高止まりを続けている。

 3回目のワクチン、ファイザーに変更へ

 いわき市は15日、新型コロナウイルスワクチンの接種率向上に向けて、現在モデルナ社製をメインに行っている3回目接種を、ファイザー社製中心に切り替える方針を示した。

 いわきグリーンベースの集団接種会場では、21日から使用ワクチンをファイザー社製に変更。病院、診療所などの個別接種でも5月16日からファイザー社製の接種会場を増やす。

 市は、モデルナ社製とファイザー社製の交差接種で抗体が上がるとの効果を強調し、接種を進めてきた。しかし、予約枠に空きがみられ、モデルナ社製での副反応に対する懸念があると分析する。ファイザー社製の配分量も増えたことから、方針を決定した。対象者全体に対する3回目接種率は12日時点で50.96%。