蝉谷めぐ実さんに「中山義秀文学賞」贈呈 作品は「化け者心中」

 
鈴木市長から賞状を受ける蝉谷さん(左)

 白河市大信出身の芥川賞作家中山義秀を顕彰し、優れた歴史・時代小説をたたえる第27回中山義秀文学賞の贈呈式は17日、同市の新白信ビルイベントホールで行われた。「化け者心中」(KADOKAWA)で受賞した蝉谷(せみたに)めぐ実さん(大阪府生まれ)をたたえた。

 中山義秀顕彰会の主催、市、市教委、中山義秀記念文学館の共催。

 式では、顕彰会長の鈴木和夫同市長が「中山義秀文学賞は誰もが取りたい賞といわれ、存在感を増している」と式辞を述べた。鈴木市長が蝉谷さんに賞状と副賞の賞金100万円、大信産コシヒカリ1俵の目録などを手渡した。式後、蝉谷さんの講演会が開かれた。

 「化け者心中」は歌舞伎役者の生きざまと梨園(りえん)の闇などを描いた作品。蝉谷さんは2020年に同作で第11回小説野性時代新人賞を受賞しデビュー。21年には同作で日本歴史時代作家協会賞新人賞を受賞した。