福島県、新型コロナ316人感染確認 内堀知事「第7波」と認識

県は18日、県内で新たに316人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。17日に判明した。1日の感染確認数は4日連続で前週の同じ曜日を下回ったが、依然として高い水準で推移している。内堀雅雄知事は18日の定例記者会見で県内の感染状況について「第7波にある」との認識を示し、感染防止対策の徹底を呼びかけた。
内堀知事は会見で、3月23日以降、直近1週間の新規感染者数が高止まりの状況で継続していることに加え、感染流行の主流となっていたオミクロン株から、より感染力が強いとされている派生型「BA・2」への置き換わりが一定程度進んでいるとして「今回の感染再拡大に強い危機感を持っている」と述べた。
17日時点の入院者数は216人で、病床使用率は29.1%と、約3週間ぶりに30%を切った。541人が宿泊療養中で、4269人が自宅療養している。療養先調整中の167人を含めた療養者は計5193人。17日までに567人の療養を解除した。
17日に判明した316人のうち、保健所の医師の判断で感染とみなす「みなし陽性」の患者は18人で、累計は1682人となった。316人の市町村別内訳は、郡山市96人、いわき市59人、会津若松市37人、福島市33人、須賀川市15人、喜多方市9人、二本松市7人、会津美里町6人、石川町と三春町が各5人、伊達市4人、相馬市、本宮市、桑折町、会津坂下町、小野町が各3人、白河市、田村市、鏡石町、磐梯町、猪苗代町、矢吹町、玉川村が各2人、南相馬市、国見町、大玉村、西会津町、西郷村、棚倉町、矢祭町、塙町が各1人。県外は3人だった。176人の感染経路が分かっていない。
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