県立博物館...会津周遊観光発信、鶴ケ城や奥会津の魅力常設展示へ

 
会津地方の周遊観光推進に向け、展示スペースを設ける県立博物館

 県立博物館(会津若松市)は本年度、会津地方の周遊観光推進に向け同館を拠点とした情報発信などの取り組みを本格化させる。鶴ケ城、会津若松市街地、奥会津の3エリアを紹介する展示スペースを館内に常設し、特産品販売などのイベントも開く。今秋にも予定されるJR只見線の全線再開通を見据え、本年度は特に奥会津の魅力発信に力を入れる方針だ。

 取り組みは、同館が鶴ケ城三の丸の跡地にあることから「三の丸からプロジェクト」と名付けられ、2020年度に始まった。本年度が5カ年計画の3年目で、鶴ケ城跡を「会津のSAMURAI文化エリア」、会津若松市街地を「城下の商工文化エリア」、奥会津を「雪国のくらしとものづくり文化エリア」と位置付け、それぞれの魅力を伝える展示スペースを新たに設ける。

 会津漆器や会津木綿、日本酒などを販売し、商工文化とものづくり文化を発信する「雪国ものづくりマルシェ」を春、秋に計4日間開催。館内レストランでは会津美里町の会津本郷焼、昭和村のからむし、三島町の編み組細工など会津の伝統工芸品を食器などに使用する予定だ。

 同市で18日、同館や市、会津若松商工会議所などでつくる「会津の文化×地域振興プロジェクト」協議会が開かれ、同館の担当者が取り組みを紹介した。同館と福島民友新聞社、福島中央テレビでつくる実行委員会と読売新聞社の主催で、7月23日から「新選組展2022―史料から辿(たど)る足跡」が開かれることも紹介された。