「来館者の感動生み出す」 日新館取得の会社役員が抱負

 
抱負を語る佐藤会長(左)と佐藤社長

 福島県会津若松市河東町の観光研修施設「会津藩校日新館」の土地と建物を個人で取得した警備会社「京立セキュリティープロ」(東京都)会長の佐藤義則氏は19日、会津若松市で記者会見し「来館者の感動を生み出せるよう努力し、『もう一度行ってみたくなる日新館』を目指す」と語った。

 佐藤氏が社長を務める関連会社「オフィス佐藤」が同日、日新館の運営会社の株式を取得したことを受け、記者会見した。今後は京立セキュリティープロとオフィス佐藤が連携して日新館を経営する。

 佐藤氏は同市出身で、土地と建物を取得した理由について「歴史を引き継ぎ、地元に貢献したいと思った」と述べ、「会津の活性化に寄与し、恩返しできる施設運営」を経営方針に掲げた。

 事業展開については「研修・教育に関する事業」と純粋な「観光事業」を両輪に据えると説明。研修・教育では、修学旅行や課外授業で訪れる学校数の増加に努めるほか、企業の新人・幹部向け研修の受け入れにも取り組む方針を示した。

 観光では、体験型イベントの企画立案を進めたり、SNS(交流サイト)を活用した情報発信を強化したりするとした。

 京立セキュリティープロの佐藤純社長と室井照平市長が同席した。室井市長は「日新館は市の歴史文化を伝える貴重な施設」とし、ほかの観光施設で使える「共通チケット」を導入するなど連携して誘客に取り組む考えを示した。