結城勝夫氏・悼む 「人間力も見ていた」指導者招き土台築く

 
本県スポーツの振興に尽力した結城さん =2007年

 元福島陸上競技協会長・元郡山高校長、4月22日死去、82歳(慢性へいそく性肺疾患)

          ◇

 陸上競技をはじめ各競技の普及発展に奔走した。1995年(平成7)年の「ふくしま国体」では、県競技力向上対策室長として県外から指導者を招いて強化を図り、本番のふくしま国体では念願の天皇杯・皇后杯獲得に貢献した。

 その姿を見ていた県スポーツ協会副会長の片平俊夫さん(77)は「指導者の人間力も見ていた。土台を築いてくれたおかげで、県内スポーツのレベルアップにつなげることができた」と感謝した。高校の体育教諭として陸上競技の選手育成にも注力。福島陸上競技協会長の鈴木浩一さん(69)は「選手の体調管理や適性種目の判断など指導者としてチームをまとめるのがうまかった」と偉大さを語った。

 晩年は県勢の活躍が何よりの楽しみだった。三男の陸明(みちあき)さん(51)は「昨年末の全国中学駅伝で高田中の男子チームが準優勝したことに喜んでいた」と思い出す。肺を患い、半年ほど前から入退院を繰り返していたが、「若い選手たちの姿が、父にも元気を届けてくれていたのでは」としのんだ。(高橋敦司、副島湧人)