6年ぶり現役復帰、NPB目指す Rホープス加入の東保選手

 
NPB入りを目指し、高校以来6年ぶりに現役復帰した東保選手=19日、須賀川市・牡丹台球場

 プロ野球独立リーグ・ルートインBCリーグの福島レッドホープスに今季加入した東保(とうぼ)輝選手(24)は、高校以来6年ぶりに現役復帰した。「夢だったプロ野球選手にもう一度挑戦したかった。(BCリーグで)日本一になり、NPBに行きたい」と目標をかなえるべく白球を追う。

 東保選手は甲子園優勝経験のある名門・横浜高出身。高校では主に代打などで公式戦に出場したが、大学進学を機に野球から離れ、一昨年からは神奈川県内の病院で事務職員として働いていた。

 新型コロナウイルスの影響もあり多忙な日々を送る中で、日本ハムの浅間大基選手や阪神の伊藤将司選手ら高校で共にプレーした先輩や後輩がNPBで活躍する姿がまぶしく映った。「自分も悔いなく野球をやりたい」と思いが高まり、再びバットを握った。

 毎日の練習で感覚を取り戻し、福島のプロテストを受験すると「(公式戦に出場できない)練習生でも良ければ」と打診を受けた。それでも「必ずチャンスをつかむ」と決心し、昨年末に病院を退職して福島のユニホームに袖を通した。

 当初は練習生での契約だったが、開幕直前に選手契約を勝ち取った。19日に須賀川市の牡丹台球場で行われた新潟戦では9番・一塁でBCリーグ初出場を果たすと、決勝打を含む2安打1打点と活躍した。岩村明憲監督(43)も「とにかく気合と根性があって思い切りが良い」と姿勢を評価する。

 最初の目標だった公式戦の出場を達成したが、挑戦は道半ば。「試合で安定して結果を残し、守備などの課題を修正したい。チームに欠かせない選手になりたい」と次のステップを見据える。