「海水浴場」4カ所再開へ いわき市3年ぶり方針、花火大会も

 

 いわき市は26日、新型コロナウイルス感染対策で中止が続いていた市内の海水浴場やいわき花火大会を、3年ぶりに再開する方向で協議を進める考えを示した。各実行組織と話し合い、正式決定する。市内の観光入り込み客数を発表したのに合わせ方針を示した。

 市内で医療体制が維持できている状況や、一定の条件を満たした大規模イベントについて人数制限が撤廃されたことなどが理由。

 海水浴場は市内で東日本大震災後、7月中旬から8月中旬にかけて久之浜・波立、四倉、薄磯、勿来の4カ所に開設している。5月中に関係者による会議を開き、運営方法を協議する。小名浜で開かれるいわき花火大会のほか、JRいわき駅前で行われるいわき七夕まつり、いわきおどりも実施する考え。

 市が26日発表した昨年の市内の観光入り込み客数は約381万人で、震災前の2010年より64.6%減少。20年と比較しても11.1%減っており、震災と東京電力福島第1原発事故が起きた11年に次ぎ、震災後で過去2番目に少なかった。

 市内各施設で臨時休館を余儀なくされたほか、海水浴場や夏祭りなど大規模イベント中止の影響が大きかったという。各イベントは規模縮小なども視野に入れ再開方法を検討するといい、市担当者は「実施の方向で進めていきたい」と観光回復に期待を込めた。