職員の免許失効、楢葉町把握せず 無免許運転疑い逮捕で町長が謝罪

 

 無免許運転の疑いで双葉署に現行犯逮捕された、いわき市平泉崎字前原の楢葉町職員の男(39)について、男の免許証失効を町が把握していなかったことが27日、町への取材で分かった。

 町によると、町は全職員を対象に昨年7~8月、免許証や車検証の有効期限を確認する調査を実施。その際、男は免許証の有効期限を「2023(令和5)年3月まで」と報告していたという。調査では免許証のコピーの提出はなく、自己申告によるものだった。男は業務で公用車を運転する機会もあったという。町は再発防止に向け、全職員の車検証や運転免許証のコピーを集めて有効期限の確認をするほか、任意保険の加入状況などの確認を進めている。

 町によると、男は09年4月に正規職員として採用され、21年4月から政策企画課主任主査・まちづくり係長・移住・定住係長となった。逮捕された際は退勤し、役場を自家用車で出発した直後だった。

 職員の逮捕を受け、松本幸英町長は同日、「昨年度立て続けに発生した公金横領や官製談合防止違反などの不祥事に続く職員逮捕で、またも町民の皆さまの信頼を大きく失墜させる事態が発生したことに深くおわび申し上げる」とコメントした。