「うそどり」に感謝と願い 飯坂・高畑天満宮で祭り

 
木彫りのお守り「鷽鳥」を買い求める参拝客=27日午前、福島市飯坂町湯野

 福島市飯坂町湯野の西根神社境内にある高畑天満宮で27日、「うそかえ祭」が行われた。木彫りの縁起物「鷽鳥(うそどり)」は悪いことの身代わりとなって「うそ」に替えるとされ、買い求める参拝客で長い列ができた。

 鷽鳥は春と冬の縁日に限って授与され、授かった人は1年間幸福に過ごせるとされる。1年後に感謝を込めて奉納し、毎年新しい鷽鳥と交換する習わし。春と冬では鷽鳥全体の形や顔が違い、手彫りのため、一体ごとに特徴がある。大小5種類で、春は限定計1000体が授与された。金鷽や鷽笛も授与された。前日夜から順番待ちに並んだ人もいて、木彫りの鷽鳥は午後2時前には全てがなくなった。大玉村から訪れた佐藤智穂さん(44)は「病気やけががないよう、両親の分も含めて一番大きい鷽鳥を選んだ。健康で過ごせればいい」と期待を込めた。郡山市の田中朋江さん(48)は「災害のない、平和な世界になってほしい」と願った。