「箱崎の獅子舞」多彩に 伊達、五穀豊穣や家内安全願う

 
伝統の舞を披露する獅子舞=30日、伊達市・農村環境改善センター

 箱崎愛宕神社の例大祭が4月29、30の両日、福島県伊達市の愛宕山の山頂にある同神社などで行われた。県指定重要無形民俗文化財の「箱崎の獅子舞」が奉納され、五穀豊穣(ほうじょう)、鎮災防火、家内安全を祈願した。

 軽快なおはやしの音色が流れる中、3匹の獅子とおきな面を着けた「半兵」、ひょっとこ面の「ささら」が繰り広げる多彩な舞に地元住民が見入った。

 例年祭礼2日目に行っている、地域の家々を回る「村回り」はコロナ禍の影響で自粛が続いていたが、今年は3年ぶりに規模を縮小して行われ、町内の集会所や新築した家を回った。

 このほか、3月の地震で甚大な被害を受け通行止めが続いている「伊達橋」の前では、早期復旧を願った舞が披露された。箱崎地区に40年近く住んでいるという70代女性は「久しぶりに舞を見ることができてうれしい」と笑顔を見せた。