代位弁済が大幅改善 21年度保証動向、福島県信用保証協まとめ

 

 県信用保証協会がまとめた昨年度の保証動向によると、倒産企業の債務を肩代わりする「代位弁済」の金額は21億3400万円(前年度比26.5%減)に改善し、1995(平成7)年度以降で最も少なかった。件数は前年度から76件減の242件。新型コロナウイルスの影響などで多くの企業は経営環境が悪化したが、国の実質無利子・無担保融資や各種補助金などによって倒産が抑制されている状況が数字に反映された。

 平成以降はバブル経済の崩壊後に増加が続き、ピーク時の2008年度はリーマン・ショックの影響で96億1900万円まで膨らんだ。その後は減少傾向に転じたが、コロナ禍前の19年度は44億600万円を計上した。

 昨年度の保証承諾の金額は1217億8200万円(前年度比73.6%減)だった。実質無利子・無担保融資による事業者への資金供給が落ち着き、前年度から大幅に減少している。

 一方、保証債務残高は5687億6600万円(同3.1%増)に上り、年度末時点としては過去最高を更新した。今後は返済の本格化で減少する見通し。ただ、業績悪化で債務超過に陥った事業者も目立ち、倒産件数の増加が懸念されることから、経営改善に向けた支援が課題となる。